俺が呪い殺した上司
これが殺した男の名前はAという。あえて伏字にしたが本当は本名を出したいくらいだ。ネットで検索したら今でもその名前が投身自殺者の…。
これが殺した男の名前はAという。あえて伏字にしたが本当は本名を出したいくらいだ。ネットで検索したら今でもその名前が投身自殺者の…。
休職期間中も月に何度かは会社に出社する必要があった。向うとすれば早く会社を辞めてほしいっていうことでカウンセリングっていう詰問だった…。
呪い殺しの依頼とは一体どのようなものなのだろうか。もしかしたら契約書などが存在するのか。 実際はとてもシンプルなものだった。担当の…。
俺の呪い代行の儀式は完了した。手応えなどはなかったが、あのイメージは消えることがなかった。あのAの最後の顔、飛び込んだ瞬間のキーと…。
呪いで人を殺した。 俺は人を殺した。
呪われたこの手で。確かに呪い殺したんだ。
この手ではないが直接殺した。呪いで殺すのは合法的に確実に精神を蝕んでいくんだよ。もちろん刑務所はおろか警察から何一つ小言一つ言われたこともなく、誰にも知られずじわりじわりと真綿で首を締めるかのようにアイツの首をへし折ったんだ。
俺の経験をここで話したい。聞きたくないやつや、そんなもの嘘だっていうやつはここで去って欲しい。これはお前たちに聞かせるためのものじゃないんだ。
正確に言うとこんなことを書くべきじゃないっていうこともしってる、でも、それでも書かずにいられない。それが人を殺したっていう罪の代償とこれから背負っていかなければならない十字架の重さが少しでも俺の背中から誰かの背中に重さが分け与えられたらいいなってそう思ったからこうしてサイトを立ち上げたんだ。
でも、もしも誰かが同じように理不尽な苦しみでどうしようもない人生の袋小路に閉じ込められて、自分の命もたとうって、そうあの時の俺みたいに自分の命、愛する家族やこれからの未来も全部捨ててまでアイツに屈することがまるで正しいことのように錯覚しているような人がいるなら、俺が取った行動もあんたらにとっては救いの手になるのかもしれないって、そう信じたいんだ。
呪い?馬鹿な話って思うことだろうな。呪いで人が殺せたらいいもんな。それが真実か、あんたがどう思うかなんて俺には知ったことがないっていうのはもうさっき言ったけど。
とにかくそんな独りよがりな便所の落書きみたいなもんだ。そう。これは全部嘘、フィクション、どっかの頭の痛い奴が書いた物語だってそう思いながら読んで欲しい。
人を殺すっていう。人を殺すんだって。
そう思う気持ちがまだあるなら俺の気持ちもわかるよな?
2015年11月08日、すっかり冬が訪れた神奈川県、あいつは駅から飛び込んで投身自殺した。今でもこの日が来るとなぜか笑いが止まらなくなるんだ。笑えなくなった時、それが俺の最後かもしれないけど。 人を本気で殺そうと思ってるなら。
その覚悟があるやつだけが読んで欲しい。 できたら読んだ後、誰かにすすめるでもなく、SNSにリンクするようなこともなく、そっと忘れて頭の片隅において欲しい。そして俺が取った手段を取ったとしてもそれを俺のせいにするのはやめろ。
あんたが自分でこのサイトを開いて、最後まで読んで、そして勝手に同じことをしただけだ。
俺にこれ以上、人を殺した、人の命を奪う手伝いに加担させないで欲しい。